コラム

大人になってからの矯正

2025.02.28

神戸市垂水区にある春藤歯科医院は、1985年の開院以来、地域の皆様に寄り添った歯科医療を提供して参りました。歯を削るだけでなく、患者様の全身の健康を考慮し、口内の健康が全身に直結していることを念頭に置いた治療を心がけております。

このブログでは、当院の理念や取り組みについてより深く理解していただくとともに、皆様のお口の健康に役立つ情報を発信してまいります。

今回は、“大人になってからの矯正”についてお話しいたします。

大人の歯列矯正のメリットとデメリット

歯並びの悪さに悩んでいても、「もう大人だから矯正は無理かな」と諦めていませんか?

実は、歯列矯正に年齢制限はありません。むしろ、大人になってからの矯正にも様々なメリットがあるのです。

 

では、大人の歯列矯正のメリットとデメリットについて、それぞれみていきましょう。

 

メリット
見た目の改善

歯並びが整うことで、笑顔に自信が持てるようになります。これは単なる見た目の問題だけでなく、自己肯定感の向上にもつながります。

口腔衛生の向上

一般的に、30代以降は歯周病に罹患する率が高くなると考えられますが、歯列矯正によって歯並びが良くなると、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを低下させることができます。

咀嚼機能の改善

正しい噛み合わせは、消化器系の健康にも良い影響を与えます。

発音の改善

歯並びが整うことで、矯正前に比べ、発音がクリアになる場合があります。

 

デメリット
治療期間

大人の場合、子供よりも治療期間が長くなる傾向があります。通常、2〜3年程度かかることが多いです。

費用

多くの場合、保険適用外となるため、全額自己負担となります。ただし、医療費控除の対象となる可能性があります。

痛みや不快感

特に治療初期には、歯を動かす際の痛みや装置による不快感があります。

 

大人の歯列矯正の選択肢

歯列矯正の選択肢には、主に次のようなものがあります。

ワイヤー矯正(表側)

最も一般的な矯正方法です。歯の表面にブラケットを取り付け、ワイヤーで歯を動かします。

複雑な歯の移動にも対応できますが、一方で、見た目が気になり、食事制限が必要な場合があります。

ワイヤー矯正(裏側)

歯の裏側に装置を取り付ける方法です。

外からほとんど見えないため、矯正器具が目立ちませんが、舌への違和感があり、発音に影響する場合があります。

マウスピース矯正(インビザライン)

透明なマウスピース(インビザライン)を使用する矯正方法です。

矯正器具が目立ちにくく、取り外しも可能ですが、複雑な歯の移動には不向きであり、患者様ご自身の自己管理が必要となります。

 

大人の矯正を始める前に考えるべきこと

矯正を始める前に、以下のポイントについて確認しておくようにしましょう。

口腔内の健康状態

虫歯や歯周病がある場合は、まずはそちらの治療が優先されます。

ライフイベントとの兼ね合い

結婚式や就職活動など、重要なイベントとの調整が必要です。

費用と時間の準備

長期間の通院と費用の準備が必要です。医療費控除の可能性も検討しましょう。

矯正方法の選択

ライフスタイルや希望に合わせて、最適な矯正方法を選びましょう。

 

歯列矯正に興味がある方はご相談ください

大人になってから歯列矯正を行う場合でも、遅すぎるということはありません。むしろ、自分の意思で治療を選択できる大人だからこそ、モチベーションを保ちやすいという利点もあります。
当院では、患者様のお口の状態やライフスタイルに合った、最適な矯正方法をご提案いたします。
歯並びでお悩みの方や、矯正に興味がある方は、お気軽に当院にご相談ください。

 

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