コラム

矯正の種類は何を選べばいい?

2024.12.28

神戸市垂水区にある春藤歯科医院は、1985年の開院以来、地域の皆様に寄り添った歯科医療を提供して参りました。歯を削るだけでなく、患者様の全身の健康を考慮し、口内の健康が全身に直結していることを念頭に置いた治療を心がけております。

このブログでは、当院の理念や取り組みについてより深く理解していただくとともに、皆様のお口の健康に役立つ情報を発信してまいります。

今回は、“矯正の種類”についてお話しいたします。

歯列矯正の目的と効果

歯科矯正は、単に見た目を改善するだけではなく、歯並びが悪いことで起こるトラブルを解消するために行うものです。

歯列矯正によって得られる効果には、主に次のようなものがあります。

・咀嚼機能の向上
・発音の改善
・口呼吸の改善
・虫歯や歯周病のリスク低減
・顔貌の改善

など

主な矯正方法の比較

歯列矯正には主に3つの方法があります。
それぞれの特徴についてみていきましょう。

ワイヤー矯正(表側矯正)
特徴

・歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーで歯を動かす
・最も一般的で幅広い症例に対応可能

メリット

・複雑な歯の移動にも対応できる
・治療効果が高い

デメリット

・装置が目立つ
・装着時の痛みや違和感がある
・硬いものやねばりのあるものなど、食事が制限される場合がある

裏側矯正(舌側矯正)
特徴

・歯の裏側にブラケットを装着する
・外からは見えにくい

メリット

・審美性に優れている
・ワイヤー矯正と同等の効果が期待できる

デメリット

・舌への刺激が強い
・発音に影響する場合がある
・費用が高めになりやすい

マウスピース矯正(インビザライン)
特徴

・透明なマウスピース(インビザライン)を使用する
・定期的にマウスピースを交換しながら歯を移動させる

メリット

・審美性に非常に優れている
・着脱可能で衛生的
・痛みが比較的少ない

デメリット

・複雑な症例には不向き
・自己管理が重要(装着時間を守る必要がある)
・費用が高めになる場合がある

矯正方法の選び方

矯正方法を選ぶ際は、以下のポイントを考慮しましょう。

症例の複雑さ

複雑な症例の場合はワイヤー矯正や裏側矯正が適している可能性が高くなります。

審美性の重要度

仕事や生活スタイル上、目立たない矯正を希望する場合は、マウスピース矯正(インビザライン)や裏側矯正がおすすめです。

治療期間

一般的に、ワイヤー矯正が最も治療期間が短くなる傾向にあります。
対して、マウスピース矯正(インビザライン)は、装着時間を守らないと治療期間が延びる可能性があります。

費用

通常、ワイヤー矯正が最も経済的です。裏側矯正やマウスピース矯正(インビザライン)は、技術や材料の関係で費用が高くなる傾向にあります。

生活スタイル

食事制限を避けたい、頻繁に装置を外したい場合は、マウスピース矯正(インビザライン)が適しています。一方、自己管理が難しい方には、ワイヤー矯正が向いているかもしれません。

痛みや違和感への耐性

矯正治療には多少の痛みや違和感が伴います。特に痛みに敏感な方は、マウスピース矯正(インビザライン)を検討するとよいでしょう。

矯正治療の注意点

矯正治療を成功させるためには、以下の点に注意が必要です。

口腔衛生の維持

矯正装置があると歯磨きが難しくなるため、より丁寧なケアが必要です。

定期的な通院

定期的に通院し、適切な調整を受けることが重要です。

食事制限の遵守

特にワイヤー矯正の場合、硬いものや粘着性の高い食品は避けましょう。

装着時間の厳守

マウスピース矯正(インビザライン)の場合、1日20~22時間以上の装着が推奨されます。

 

最適な矯正方法をご提案いたします

歯列矯正には様々な方法があり、それぞれに特徴があります。歯科矯正を行う際には、ご自身の症例や生活スタイル、希望する審美性、費用などを考慮し、歯科医師と相談しながら最適な方法を選択することが大切です。
当院では、患者様お一人おひとりの状況に合わせて、最適な矯正方法をご提案しています。矯正治療にご興味のある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

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