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口元が突き出ている場合の矯正治療の方法(口ゴボ)

2024.09.25

神戸市垂水区にある春藤歯科医院は、1985年の開院以来、地域の皆様に寄り添った歯科医療を提供して参りました。歯を削るだけでなく、患者様の全身の健康を考慮し、口内の健康が全身に直結していることを念頭に置いた治療を心がけております。

 

このブログでは、当院の理念や取り組みについてより深く理解していただくとともに、皆様のお口の健康に役立つ情報を発信してまいります。

 

今回は、“口ゴボ”についてお話しいたします。

口ゴボとは

口ゴボ(くちごぼ)とは、横顔を見たときに口元が前方に突出している状態を指します。
医学的な診断名ではありませんが、一般的に以下のような特徴があります。

・鼻先と顎を結んだ直線(Eライン)よりも口元が前に出ている

・鼻の下が盛り上がって見える

・唇が閉じにくい

・顎下にしわができやすい

口ゴボの主な原因

口ゴボになる原因は、大きく分けて先天的要因と後天的要因があります。

先天的要因

・遺伝による顎や歯の大きさの不均衡

・骨格的な問題(上顎または上下顎の前突)

後天的要因

・口呼吸

・舌を前に突き出す癖

・指しゃぶり

・唇や爪を噛む癖

・軟らかい食品ばかりを好む食生活

口ゴボがもたらす影響

口ゴボは見た目の問題だけでなく、健康面にも影響を及ぼす可能性があります。

見た目のコンプレックス

口元の突出感により、自信を失ったり社会生活に支障をきたしたりすることがあります。

虫歯・歯周病のリスク増加

口が閉じにくいことで口腔内が乾燥しやすく、唾液による自浄作用が低下します。

その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

咀嚼機能の低下

前歯で食べ物を噛み切りにくくなり、十分に咀嚼できないことで消化器官への負担が増大する可能性があります。

顎関節への影響

噛み合わせの不具合により、顎関節症のリスクが高まることがあります。

 

口ゴボの治療方法

口ゴボの改善には、主に歯科矯正治療が用いられます。

自力での改善は困難であり、専門医による適切な治療が必要となります。

口ゴボの主な治療法は以下の通りです。

ワイヤー矯正

歯の表面または裏面にブラケットを装着し、ワイヤーを用いて歯を移動させる方法です。

複雑な症例にも対応しており、治療期間は約2〜3年程度です。

マウスピース矯正(インビザライン)

透明なマウスピースを使用して歯を少しずつ移動させる方法です。

矯正装置が目立たず、食事や歯磨きをする際には取り外すことができます。

軽度から中等度の症例に適応となり、治療期間は約1~2年程度です。

 

子どもの口ゴボ治療

子どもの場合、成長期に適切な治療を行うことで、より効果的に口ゴボを改善できる可能性があります。
専用の装置を用いて、顎の成長をコントロールしながら歯並びを整えていきます。

・インビザライン・ファースト

・プレオルソ

・床矯正装置

 

これらの装置を使用し、悪習癖の改善と顎の発育誘導を行います。

口ゴボでお悩みの方は、お気軽に当院にご相談ください

口ゴボは単なる見た目の問題ではなく、口腔内の健康や全身の健康にも影響を及ぼす可能性がある症状です。また、口ゴボをご自身で治そうと思われる方もいらっしゃいますが、歯や歯の周囲を傷つけてしまうことがあるため、まずは歯科医院に相談されることをおすすめします。

 

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