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口元が突き出している口ゴボって何?その特徴
口ゴボのビジュアルとは?
「口ゴボ」という言葉を聞いたことがありますか?これは、上下の唇が前に突き出し、口元がふっくらとした見た目を指す言葉です。普段から口が閉じにくいため、無理に口を閉じようとすると、下顎の先に梅干しのようなシワができることが特徴です。口ゴボ」はインターネットやバラエティ番組などで広まった言葉で、医学的な正式名称は「上下顎前突」と呼ばれています。
出っ歯とは少し違う
口元が前方に出ている状態でも、下顎が出ていない場合は「上顎前突」という出っ歯の状態とされ、これは口ゴボとは異なります。つまり、口ゴボは上下の唇が特に前方に出ている状態を指すのです。
口ゴボの原因は何?
歯並びが大きなカギ
口ゴボの原因の一つとして、歯並びの悪さが挙げられます。特に上下の前歯が前方に傾いていることで、口を閉じると口元が前に出てしまうのです。これは、歯並びの問題が直接的に口ゴボの形成に関与していることを意味します。
顎の位置も関係あり
歯並びだけでなく、顎骨の位置の問題による場合もあります。上下の顎が頭蓋骨に対して前方に出ていると、口元も前に出るため、口ゴボの状態になります。顎の発達や、歯の傾きの原因は先天的なものと後天的なものがあり、これらが複合的に作用して口ゴボが形成されることがあります。
開咬が引き起こす口ゴボ
歯並びが良いにも関わらず口ゴボになるケースとして、開咬(前歯に上下方向の隙間ができる不正咬合)が原因でなることがあります。これは、奥歯でしっかり噛んだ際にも上下の前歯が噛み合わない症状で、口ゴボの形成に影響を与えることがあります。
口ゴボが及ぼす影響
見た目以上の問題
口ゴボは見た目の問題だけでなく、口腔内のトラブルや健康面にも影響を及ぼすことがあります。コンプレックスになることが多く、虫歯や口臭の原因にもなります。また、口が自然に閉じることができないため、常に口が開いた状態になり、口呼吸になりやすく、それによる健康リスクも増えます。
目立つほうれい線
口ゴボの状態だと、ほうれい線が目立ちやすくなります。これは口元の突出が原因で、口を閉じにくく、半開きになりやすいためです。しっかり口を閉じる習慣がないと、口元の筋力が低下し、頬や口元にたるみが出てしまいます。
口ゴボ、治せるの?
マウスピース矯正で改善可能?
軽度の口ゴボの場合、インビザラインなどのマウスピース矯正が可能な場合があります。ディスティングという治療法とマウスピースを併用して、前方へ飛び出した歯を引っ込めることができます。しかし、多くの口ゴボは抜歯が必要なケースが多く、ワイヤー矯正が主な治療法となります。マウスピース矯正は負担が少なく、痛みも少ない治療方法ですが、治療計画は個々の状態によって異なります。