- HOME>
- 治療中の通院・メインテナンス
矯正治療中の通院の内容
始めたばかり、治療開始初期の通院頻度
インビザライン矯正を始めたばかりの頃は、1ヶ月に1回の通院をお願いしています。この時期は、マウスピースの適切な着脱方法に慣れることが大切です。また、マウスピースが歯列にしっかりフィットしているかの確認も必要です。初期段階ではトラブルが起こりやすいため、定期的な通院で万全を期すことが大切です。
慣れた後の通院頻度
インビザラインの取り扱いに慣れてくると、通院頻度は2ヶ月に1回程度になります。これは従来のワイヤー矯正と比較しても少ない頻度で、通院にかかる手間や時間を大幅に削減できます。
通院頻度が低い理由
インビザライン矯正では、治療開始時に必要なすべてのマウスピース(アライナー)を作成します。これにより、通院のたびにワイヤーの調整やゴムの取り付けが不要になり、通院頻度を減らすことが可能です。ただし、治療途中でのトラブルを未然に防ぐため、または発生したトラブルに対処するために、2ヶ月に1回の通院は必要です。
通院時に3つのチェックで安心のインビザライン矯正
治療進行のチェック
マウスピースが正しく装着されているかをチェックし、治療プランに沿って進行しているかを確認します。
口腔内の健康状態チェック
定期的な口腔内検査を通じて、虫歯や歯周病などの問題がないかを確認し、口の中の健康を維持します。
補助装置のチェック
アタッチメントやリンガルボタンなど、インビザライン治療に使用される補助装置の状態を点検し、必要に応じて調整や修正を行います。
より多くの効果を得るためには、お手入れも大切!
通院時にはしっかりとチェックをおこないしっかりとサポートさせていただいておりますが、患者様にもお願いしたいことがあります。それは日々のお手入れです。装着時のストレスを減らし、より多くの効果を得られるようにするためには、マウスピースの清潔さを保つことが非常に重要で、怠ると口臭や虫歯のリスクを高める可能性があります。ここでは、インビザラインのマウスピースを適切に洗浄する方法をご紹介します。
インビザライン洗浄の基本
洗浄のタイミング
食後が最適です。食事中に外したマウスピースを、水と使用し指でこすり洗いしましょう。外食時など難しい場合は、最低でも1日1回は洗浄することが重要。
洗浄方法
柔らかい歯ブラシを使用して優しく磨くことが効果的です。
唾液や食べ物の残りがマウスピースに付着すると、くすみや口臭の原因になります。
マウスピース洗浄剤の種類
漂白活性化剤配合の洗浄剤
黄ばみに効果的で、短時間で洗浄可能です。
酵素配合の洗浄剤
食物片などのたんぱく質汚れに強い洗浄力を発揮します。
洗浄タイプ
・泡タイプ、スプレータイプは1~5分で洗浄完了。
・つけ置きタイプは5~30分かかりますが、汚れがひどい場合に効果的です。
院長がおすすめの洗浄剤
つけ置きタイプ
グラクソ・スミスクラインの「ポリデント リテーナー・マウスピース用洗浄剤」は、5分のつけ置きで99.9%の除菌効果があります。
スプレータイプ
グラクソ・スミスクラインの「デンタルラボ 泡ウォッシュ」は、1分で99.99%除菌し、短時間で洗浄可能です。
専用洗浄剤以外の方法
・食器用洗剤
殺菌作用が強く、毎日のお手入れに適しています。
・重曹+クエン酸
自然由来で環境に優しい。汚れを中和し分解します。
・超音波洗浄機
細かい振動で汚れを浮き上がらせ、週1回の使用が推奨されます。
洗浄時の注意点
研磨剤を含む歯磨き粉は使用しない
マウスピースに傷がつきやすいため、避けましょう。
お湯で洗わない
熱によりマウスピースが変形する可能性があります。
洗浄後の保管方法
洗浄後は、専用ケースにティッシュを敷いて保管します。
外出時は、ティッシュで水滴を拭き取り、ケースに収納します。
ドライヤーや直射日光での乾燥は避け、変形を防ぎましょう。
黄ばみ対策が気になったら
こまめな洗浄でも黄ばみが発生することがあります。食器用漂白剤を使用してつけ置き洗浄する方法が効果的です。