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- ドクターズインタビュー
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矯正治療を始めることにした理由は何ですか?
矯正治療の目的は、噛み合わせの問題と顎の位置のズレを正しい位置にすることにあります。これらが体の歪みに繋がり、見た目だけでなく健康上の問題も引き起こすため、ただ見た目を整えるだけでなく、体の歪みを治療することが必要であると考えました。歯の構造医学に関しては、30年以上前から熊本まで出向き学んでおり、そこで体の歪みを直すことの重要性を感じました。治療を続ける中で、体の歪みを整えることが身体能力のパフォーマンス向上にもつながると気付き、それ以来、矯正治療の重要性をより強く感じています。
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30年前から矯正治療に取り組んで来られた中で、本格的に噛み合わせと顎位の変更に取り組んだのはいつからですか?
矯正自体は以前からおこなっていましたが、噛み合わせと顎の位置を変える本格的な矯正治療、特にマウスピースを用いた矯正は3年前から始めました。インビザラインなどの透明なマウスピースを使用しています。
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多くのマウスピース矯正がある中で、なぜインビザラインを選んだのですか?
マウスピース矯正を始めた時、インビザラインはその分野で先駆的であり、特許を持ち、最も多くの症例数を有していました。特許が切れた後、他のメーカーも参入しましたが、私はインビザラインの蓄積されたデータと実績に信頼を置き、引き続き使用しています。
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どのような患者様が多く訪れますか?
子供から大人まで様々な患者様がいます。最近はマウスピース矯正が一般的に浸透してきており、以前はワイヤー矯正に抵抗があった方々も矯正を始めるようになりました。
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大人と子供の矯正治療には
どのような違いがありますか?
子供の矯正治療は、これから生える永久歯のためのスペースを確保することに焦点を当てています。また、脳の正常な発育にも関わってくるため、この時期におこなうことが重要です。
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噛み合わせの治療が子供の落ち着きに影響するという話を聞いたことがありますが、これは本当ですか?
はい、それは正しいと考えています。上顎が狭いと、それにつながる頭蓋骨も狭く、脳の発育に影響を及ぼします。特にマスクを常に着用している現状では、鼻からの新鮮な空気の流れが少なくなりがちで気付かぬうちに口呼吸をしています。適切な鼻呼吸を促進することで、脳が冷却され、適切に発育します。鼻が詰まりにくいようにするためにも、上顎を広げることが重要です。
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逆に大人の矯正治療には
どのような特徴がありますか?
大人の矯正治療は、見た目の改善を目的とする若年層とは異なり、中高年の患者様に対しては、将来的な健康の維持、特にフレイル(虚弱)予防に焦点を当てています。噛み合わせを調整することで身体のバランスが改善され、50代や60代の人々が70代、80代になった時にも自立した健康な生活を送れるようになるのです。
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治療の中で春藤院長が患者様に
お伝えしたいことはどのようなことですか?
患者様自身が健康を守る意識を持っていただきたいと常に考えています。痛みがある場合は、それを治すために少しだけお手伝いすることが私の仕事です。自分の体を自分で守ることの大切さに気付いていただき、歯一本だからと言って粗末にしないようにしてほしいと思います。
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歯科治療に対する先生の
思いをお聞かせください
私は、歯を削って詰めるだけが歯科治療ではなく、患者様の全身の健康にも歯科治療は大きく関わってくると考えています。東洋医学を含め、体全体とのつながりを深く理解し、それを治療に活かしています。一本の歯が体全体に及ぼす影響は大きいので、それぞれの歯を大切にし、粗末に扱わないよう患者様にも意識してもらいたいです。歯科治療は単に口内の問題を解決するのではなく、患者様の健康と幸福に貢献することが私の目標です。
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ホームページを見ている方へのメッセージをお願いします
インビザラインは多くの歯科医が提供していますが、どの歯科医が施術をおこなっても同じ結果とは限りません。インビザライン社が提供する計画に対して、我々歯科医がどのように手を加え、調整をおこなえるかが重要です。患者様にとってはどこで治療を受けても同じと思われるかもしれませんが、価格だけで決めるのではなく、治療計画の質に注目して選ぶべきです。当院では見た目の歯並びの美しさはもちろん、身体能力の向上や年を取ってからの怪我の予防など、より広い視野をもって治療をおこなっています。歯科医を選ぶ際にはこれらの点を考慮に入れていただきたいと思います。当院では無料相談もやっていますのでぜひご利用ください。