神戸市垂水区にある春藤歯科医院は、1985年の開院以来、地域の皆様に寄り添った歯科医療を提供して参りました。歯を削るだけでなく、患者様の全身の健康を考慮し、口内の健康が全身に直結していることを念頭に置いた治療を心がけております。
このブログでは、当院の理念や取り組みについてより深く理解していただくとともに、皆様のお口の健康に役立つ情報を発信してまいります。
今回は、“インビザラインの取り外し”についてお話しいたします。
無理な取り外しに注意しましょう
インビザラインは、透明なマウスピースを使用した矯正治療法です。
インビザラインのマウスピースは柔軟性のある素材でできていますが、無理に外すなど不適切な取り扱いをすると、次のような問題が発生する可能性があります。
- マウスピースの変形
- 破損のリスク
- アタッチメントの脱離
これらの問題を避けるためにも、正しい取り外し方を習得するようにしましょう。
インビザラインの正しい取り外し方は?
インビザラインを取り外す際は、以下の手順で行うようにしましょう。
上顎のマウスピースを外す場合
- 奥歯の内側から始める
- マウスピースと歯の境目に指のかける
- 下方向に押し出すようにして浮かせる
- 反対側も同様に行う
- 前歯部分を下に引っ張って完全に外す
下顎のマウスピースを外す場合
- 上顎と同様に奥歯の内側から始める
- 上方向に押し出すように外す
- 前歯部分を上に引っ張って完全に外す
アタッチメントがある場合の注意点
アタッチメントは歯の表面に取り付けられた小さな突起で、マウスピースの効果を高めるために使用されます。
アタッチメントがある場合は、外側から外そうとするとアタッチメントが外れる可能性があるため、奥歯の内側から外し始めるようにしましょう。また、マウスピースを少し広げるようにすると外しやすいです。
インビザラインを外す際のコツ
インビザラインを外す際は、次のようなポイントを参考にしてください。
順番を守る
奥歯から前歯へと順番に外していくことが重要です。
鏡を使用する
特に治療初期は、鏡を見ながら外すことをおすすめします。
焦らない
無理に外そうとせず、ゆっくりと丁寧に行いましょう。
専用器具の活用
どうしても外せない場合は、アライナーリムーバーなどの専用器具を使用しましょう。
インビザラインのお手入れ方法と注意点
インビザラインによる矯正では、1日20~22時間の装着が必要となります。
毎日長時間使用することから、清潔な状態を保つためには適切なお手入れが欠かせません。
以下で、インビザラインの日常的に行うケアと、注意点についてみていきましょう。
水洗い
毎食後、水道水でよく洗いましょう。
歯ブラシでの清掃
柔らかい歯ブラシで優しく磨きます。磨く時は力を入れすぎないよう注意しましょう。
専用洗浄剤の使用
週に1~2回、専用の洗浄剤で洗うと、より清潔に保てます。
お湯での洗浄は避ける
40度以上のお湯はマウスピースを変形させる可能性があります。
歯磨き粉は使用しない
研磨剤によってマウスピースに傷がつく可能性があります。
乾燥させる
洗浄後はよく乾燥させましょう。湿ったままだと細菌が繁殖しやすくなります。
専用ケースでの保管
外したマウスピースは必ず専用ケースに保管しましょう。
快適で効果的な矯正治療のために
マウスピースの取り外しには慣れが必要ですが、正しい方法を身につけることで、トラブルのないスムーズな治療が期待できます。
当院では患者様に合った矯正方法をご提案しており、インビザラインを使用した歯列矯正にも対応しております。
インビザラインに興味がある方、また、歯列矯正に関する不安や疑問がある方は、一度、当院にご相談ください。